ゲームで使う点字表と社会福祉法人日本点字図書館の理事長・田中徹二さんのメッセージを掲載。
社会福祉法人日本点字図書館の理事長・田中徹二さんのメッセージ
点字は、1825年にパリ盲学校の生徒だったルイ・ブライユが考え出しました。わずか16歳のときです。点字は一番敏感な人差し指の先端に入る大きさで、小さな6点の組合わせでできています。今では、世界中のほとんどの言葉には、点字があります。すべて6点の組合わせです。
日本語の点字は、1890年に作られました。6点のうち、左側の一番上の点一つだけで、「あ」になります。左と右の最上段の2点が「う」です。また、6つの点全部ある文字は、「め」となります。
また、日本語の点字には漢字がありません。全部ひらがなかカタカナと思ってください。それに、話をするときのように発音通りに書きます。たとえば、「私は学校へ行きます。」と書くときには、「は」と「へ」を「わ」「え」と書きます。(わたしわ がっこーえ いきます)
また、「がっこう」でわかるように、「小さなつ」や「う」は、「つ」や「う」を使いません。それぞれ特別な記号になっています。このように、点字は皆さんが使う文字の書き方と少し違います。
ポケモンのゲームの中に点字がでてきたら、そういうことも思い浮かべながら、点字を読んでみてください。